【レビュー】『はじめてのTOEIC S&Wテスト完全攻略』

英語学習

2025年8月17日に、TOEIC S&Wテストを受験しました。今回のテストでは『はじめてのTOEIC S&Wテスト完全攻略勉強してきました。

本記事では、実際に使用してた本書のレビューを書いています。

本書のターゲット

・TOEIC S&Wテストの受験をする人
・実際のテストに則した練習がしたい人

本書の使い方、ポイント

まずは、本書の構成、使い方などを紹介します。

実際のテストの構成と同じく、前半に「スピーキングテスト」、後半に「ライティングテスト」のセクションがあり、それぞれ各設問に沿った練習問題がついています。

音声はアプリ「booco」でスマホで聞くことができるほか、webサイトから音声データをダウンロードすることもできるので、自分の学習スタイルに合わせて選ぶことができます。

巻末には模擬テストが2回分ついています。そのうち1回分は本書の中に問題文が掲載されていますが、もう1回分はwebで回答する形式なので、より実際のテスト環境に近い練習ができます。

よもつ
よもつ

この「web(オンライン)模擬試験」がついているのは、実際の勉強の時にも役に立ちました!ウェブ試験の体裁や問題の進め方に戸惑って本領を発揮できないということはあるので、デモンストレーションができるのは、ポイント高い!

実際に練習してみて良かったポイントは下記の通り。

【結果】はこれから。

今回のテストでは、本書のみで勉強をしました。その結果はいかに…。

結果は試験日から17日後に出るようなので、また結果が出たら報告します!

実際に使ってみた本書のメリット・デメリット

【メリット①】段階的に勉強&自己採点リストで客観的な採点

それぞれのセクションでは、「サンプル問題」「step1」「step2」「practice」の4段階で解説されています。

たとえば、スピーキングテストの写真描写問題では、下記の通り。

「step1」では、回答を3つの選択肢から選ぶ。
「step2」では、定型文のフォーマット部分はテキストに記載されており、写真を見ないと分からない部分は空欄となっており、自分で単語を考えて答える。
そして、最後の「practice」で改めて実際の問題形式に則した練習をする。

段階を経ながら練習するので、初めてS&Wテストを受験する人でも、この1冊から始めることができます。

また「写真描写問題」の自己採点チェックリストでは、「無言の時間がほぼなかった」「4センテンス以上言えた」「全体・細部・推測/感想をすべて言えた」などの7項目が記載されています。フィードバックのポイントが客観的で明確なので、自己採点の精度も上がります。

【メリット②】回答フォーマットを身につけることができる

どの問題にも「これだけ!リスト」や「加点ポイント」などのコーナーがあります。最低限のレベルや、「写真描写問題」ならその回答のフォーマットを教えてくれるので、そうした定型フォーマットを叩き込めば、実際のテストの時にも頭の中で英文を作るのに余計な時間を取られなくて済みます。

そうした「使えるフレーズ」と、時間の使い方など、ポイントをしっかり押さえて、それに沿った練習ができます。

【デメリット①】本書のデザインが見づらい

本書の「残念ポイント」は、紙面レイアウト(各セクションのデザイン)が単調でメリハリがなく、パッと開いた時にどこに何が書いてあるのかが分かりづらい印象を受けたこと。

最初は勉強するページを探すのも手間取ってしまい、それだけでやる気が下がってしまいました。余計なことでモチベーションを下げないために、私は途中から勉強したところに付箋を付けて、次にどのページを開けばよいか瞬時に分かるようにしました。

同じ理由で、例えばスピーキングテストの写真描写問題で「使えるフレーズ集」などの用語例、回答の仕方のバリエーションを各セクションごとにあるのですが、それもどこにあるかが分かりづらい。

よもつ
よもつ

「使えるフレーズ」などは、巻末に全セクションまとめても良かったのかなと思いました。

【デメリット②】練習問題があまり多くない

各セクションをステップアップで練習していくスタイルなので、その点はメリットの1つだが、その反面、実際のテストと同じ体裁の問題をたくさん解くことはできません。「たくさんの質問をこなしたい」という人には、本書だけではちょっと物足りないかもしれない。

量をこなしたいという人は、本書とは別にテキストを用意するか、AIを活用してみてはいかがでしょうか。

よもつ
よもつ

ちなみに私は問題のバリエーションをこなす上で、chatGPTを活用しました。「TOEIC S&Wテストの〇〇の問題を出して」と言えば、お題を出してくれますし、自分の回答もフィードバックしてもらってました。
※AIによるフィードバックの精度の高さについては保証していません。

まとめ

デメリットの方が多くなってしまいましたが、「もっとこうしてあればさらに良かった」ということなので、総合的には本書での勉強は効果があったと思います。

実際のテストに則した実践的な勉強ができるので、勉強時間が中々取れない中でも効率的な勉強ができると思います。「総合的な英語力を高めたい」という人には物足りないと思いますが、「まずはS&Wテストがどんなものか知りたい」「最短でなるべく効果的な勉強がしたい」というに方には特におすすめです。

この記事が、参考書選びの参考になれば幸いです。

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