「s**t kingz shoji・NOPPO・Oguriの話したい人と話し対談」レポート

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シッキン初の対談イベント「話したい人と話し対談」。早速レポートします!

オープニング

チャイムの合図で開幕。

shoji「なぜチャイム?(笑)」

Oguri「ちょっとアカデミックな感じで」

shoji「じゃあBGMはこれじゃないわ!」(ちょうど『衝動DO』が流れている)

というオープニングトークも早々に切り上げ、最初のセクションがスタート。

NOPPO×おおたけこういち「作品制作のあれこれ」

NOPPOさんが今回話したい人としてオファーしたのは、おおたけこういちさん。三宅裕司主宰の劇団「スーパーエキセントリックシアター」の劇団員である一方、脚本や演出も手掛ける方。

シッキンとは、舞台『hello ROOMEEES!!!』や、NOPPOさんのプロデュース舞台『GOOFY』の演出助手として関わってくれていました(新作舞台『See』にも携わるとのこと)。

おおたけさんとシッキンの出会い

まずは大竹さんの紹介がてら、NOPPOさんと大竹さんの出会いから振り返る。

おおたけさんは『夜もヒッパレ』『どっちの料理ショー』と三宅裕司世代。そんな三宅裕司さんが主宰する劇団なら面白いはずということで、「スーパーエキセントリックシアター」(以下、SET)のオーディションを受けて合格し、俳優としてキャリアをスタート。ダンスはSETの公演で必須となるため、そこから始めたそう。

脚本や演出をするようになったのは、10年程経ってから。劇団の脚本や演出を務めていた大関さんが担当できない時期があった時に担当したことをきっかけにやるようになったとのこと。そしてその後、『SMAP×SMAP』での振付なども手掛けていたダンサー・振付師であるJUN氏主宰の「Blue Print(ブループリント)」に所属。

そして2016年、この「Blue Print」主催の舞台にOguriさんが出演したことが、シッキン(NOPPOさん)とおおたけさんが出会うきっかけになった。

Blueprint明日から!!!の画像

両者がタッグを組んだのは『ハロルミ』。カフェでマウントル子(shoji)と店員(NOPPO)の掛け合いシーンなどをおおたけさんに見てもらっていた。

おおたけ「パフェの大きさとかこだわった」

NOPPO「トル子を張り扇ではたく時の音とかこだわったり。」

おおたけ「どうでもいいようなことなんだけどね」

その「どうでもいいようなこと」こそが、舞台を作るということなんだなと感嘆するばかりです。

『GOOFY』の制作について

『GOOFY』の制作では、NOPPOさんが思い描く基本となるストーリー(テーマ)を軸に、おおたけさんと2人で考えていたそうで、「大きなスタジオ借りてるのに、その一角で模型挟んでずっと向かい合って考え込んでいた」日々だったという。

NOPPO「Rickie-Gさんの点と点が線になって…という詩(※)が好きで、舞台も、点パート、線パート、面パート、円パートという構成にしたくて、それぞれのパートでしたいこともあったけど、それぞれのパートをつなぐことが難しかった。それをおおたけさんが『公園』という言葉でつないでくれた」

※Rickie-G『螺旋律のエニシ』

おおたけ「それまでNOPPOが出してくれてたアイデア(積み木、ランチ、ランチに必要なものを作る…)があったから、そこから『こどもの遊び』を思いついた。部屋の中とかにはしたくなかったから、じゃあ公園かなと。」

NOPPO「じゃあ俺のおかげか!(笑)」

NOPPOさんの湧き上がるアイデアとイメージを、上手く1つの舞台として成立するための整理をするおおたけさん。

2人の関係が思っていた以上にフランクだったのが印象的だった。リスペクトし合っているけど、恐縮してる訳ではない。ちなみに2人で1週間位、山梨で合宿したりしたそう。(「だんしゃべ」でやたら合宿してたと話していた時期があったけどそのうちのひとつかしら?)

おおたけさんマル秘ノート

今回の対談で、NOPPOさんから「ネタ帳みたいのがあれば見たい」というリクエストがあり、おおたけさんが日々使っているノート(実はノートに名前も付けているけど、ここでは秘密)を持って来てくれました。

ノートは高校生の頃からつけ始めていて、日記、愚痴、ぼやき、目標、などを書いてきたと言います。例えば「週に1回(だったかな?)映画の感想を書く」という目標を掲げた年は、映画の感想をそのノートに書いたり…と。

よもつ
よもつ

私もノートに目標書いたりSNSで宣言したことで叶ったこともあるので、やっぱり書き出すって大事なんだなと思った次第。多分おおたけさんは私がしている何十倍もの解像度でやっているのだろうけど。

演出や脚本をするようになると、ノートもアイデアを書き込むようになり、中にはボツ企画も。下記はその一例。

デニム・ウォー
デニムが流行した頃にファッション誌に『LEVI’S派vsLee派』とかの対立構造で紹介されたりしたところから、登場人物が全員デニムという設定

ガンシロ
ガングロギャルが流行った頃に、白塗りの人(ピエロやジョーカー)をテーマにしたもの

いや、気になりすぎる。怖いもの見たさで見てみたい(笑)。

そして、「脚本ってどうやって作っていくの?」というNOPPOさんの質問に対しては、「まず全体の大きな起承転結のあらすじ(骨組み)を作って、そこに至るまでの間に起こる細かい出来事を作っていく」とのこと。そうすれば後は、「自然に台詞を喋ってくれる」(←作家や脚本家の人が良く言うやつ!!!)

おおたけさんは、執筆する時はドトールでするそう(家だと直ぐテレビ見ちゃうとのこと)。会場ではどこのドトールかもぶっちゃけていましたが、一応ここでは控えておきます。

おおたけさんが思うNOPPOさんのすごいとこ

NOPPOさんが話さない…いや、NOPPOさんが聞き上手なため、おおたけさんの話題が続いたところで、NOPPOさんが一言。

「俺のすごいとこ言って!」(実はこれ裏で「大竹を掘り下げすぎ」のカンペが出てたから笑)

おおたけさんは、ずばり、「妥協をしないところ」と回答。『GOOFY』での制作でも朝の9時~夜中の12時までずっと制作していたんだそう。

NOPPO「小さい頃からプラモデルも完成させるまで寝れなかった。今日は腕だけ、とか絶対できない。」

興味関心が続く間に、行きつくとこまで行きたい気持ちめちゃくちゃ分かる。

よもつ
よもつ

私も読み始めた小説が面白かったら読み終わるまで寝れない派だし、イラストとか執筆とかやれる時にガ――っとやる方なのでその感覚は分かる!!

心に残ったこと・制作へのこだわり

大竹さんの心に残っている人からの言葉を聞くと、やはりそこは三宅裕司さんの言葉。

笑いの前にはリアリティがある

笑わせようと思ってやるとお客さんは笑わない。その前にリアリティの部分があるからこそ、笑いが起こるのだという。

そして、ご自身が脚本を手掛ける時にこだわっていること、「”これがおおたけ作品だ”というポイント」について聞かれると、「まずは、笑い、そしてハッピーエンド、困難を乗り越える物語とか」と語ってくれた。このスタンス、シッキンの作品にも通じるなと思った次第。

ちなみに、NOPPOさんの心に残ったことは、「だんしゃべ」でも先日話していた、ジリアンの「褒めるサンドイッチ」。(ダメ出ししている時、空気が悪くなるから、最初と最後は褒めるというもの)

また、おおたけさんが何か意見を言う時に、「たとえば・・・・」と言って、相手にもさらなる意見を言うことができる余地を残す言い方をすることに感心していたとのこと。パワーバランスでこの人がこう言ったらやらざるを得なくなっちゃう場合があったりすることってあるけど、そういう時にどちらかが我慢したりギクシャクしないように、「たとえば…」と言い始めると良いんだと。

感性の人というイメージが強いNOPPOさん。その側面ももちろん大きいのだけど、むしろその分、人との距離感とか、1つの言葉やコミュニケーションの与える影響(良いことも悪いことも)を敏感に感じ取ってるんだなと思った。

舞台を作るこだわりに触れて、シッキンの新作舞台『See』も益々楽しみになってくる対談でした!

Oguri×タイヘイ「酒と音楽」

10分の休憩を挟んで、問題回?Oguri×タイヘイの「酒と音楽」。セットもソファーとローテーブルにチェンジし、チーズとオリーブをつまみにOguriさん持参のワインで始まる。

Oguri「今日持ってきたのは『TEMPO』というワインです!!!(ドヤァ)」

タイヘイ&会場「おお!」

Oguri「最近イタリアワイン好きだって言ってたよね。」

タイヘイ「イタリアワイン好きだけど…これフランスだよね。」 会場「爆笑」

よもつ
よもつ

前方列だったのでラベルしっかり見えていたんですけど、しっかり「Bordeaux(ボルドー)」って書かれていたから、Oguriさんがイタリアワインと言い出した時に「??」となったけど、やっぱり突っ込まれてた(笑)

しかもワインを持ってきたのに、オープナーのことは頭になかったOguriさん。飲む気はあるけど準備のことは何も考えていなかった(笑)。とはいえ、準備のよいスタッフさんのおかげか、会場のおかげか、なんとかオープナーもあったので早速乾杯、、、と行きたいところなのに、なぜかOguriさんもタイヘイさんも話し始める方が開けようとして全然集中できずに開けられないから、shojiさんが出てきて、一旦ワインを裏に持って行って開けるなど、チルいを通り越してグダグダ(笑)

シッキンバンドとOguriさん

そうこうするうちに(だったっけ?)、shojiさんがワインを持って登場。ようやく乾杯。

まずはシッキンバンドができるまでの経緯を振り返る。タイヘイさんはShunské G & The Peasのドラマーとして活動(※)するほか、菅田将暉さんやシッキンを初めて様々なアーティストのバンドサポートをするなど活躍中。

※シッキンメンバーのうち、キーボードの井上惇志、ベースの越智俊介も同バンドメンバー

元々OguriさんがShunské G & The Peasの楽曲にハマっていた時期があり、NOPPOさんとgashさんと3人で『My Jam』で踊ったことも。

よもつ
よもつ

話題には出なかったけど、ブルーノートでChit Chatというライブイベントで、Shunské G & The Peasの『My lady』でもOguriさんは踊ってますし、『NAMAHOSHOW vol1』でNOPPOさん&Oguriさんの椅子を使ったパフォーマンスもShunské G & The Peasの楽曲ですね!

最初に一緒にしたのが2019年、東北最大のフェス『ARABAKI ROCK FEST.』(あらばきロックフェスティバル)。そしてシッキンが出した絵本『あの扉、気になるけど』の楽曲の1つに参加。

その後は「メリー踊りまクリスマス」(2019年)、「NAMAHOSHOW ON&OFF」などに関わる。

タイヘイ「オドクリの時のOguriさんのソロがめちゃくちゃ良かった」

酒を飲む時に聞きたいアルバム3選

2人の対談のテーマは、お酒を飲む時に聞きたいアルバム3選をそれぞれ持ち寄って紹介するというもの。ということでそれぞれを早速紹介しましょう。

Oguri’s セレクト

・韻シスト『IN-FINITY』(紹介曲:『とまらない』)
・Ne-Yo『Because Of You』(紹介曲:『Because Of You』)
・奇妙礼太郎トラベルスイング楽団『東京ブギウギ』(紹介曲:『ダンスホール』)

Oguriさんがお酒を飲む時に掛ける音楽は基本「ゆれたいか、泣きたいか」だそう(笑)それでいくと韻シストは「ゆれたい」時。

Ne-Yoはこの時期の曲にはどれも思い入れがあるからアルバム通してエモい。「どの楽曲もちょっとずつサビが歌えるくらい」にしみついているとのこと。

Oguri「でも2018年にshoji、NOPPO、Oguriさんの3人で出場したダンス大会で審査員のNe-Yoに辛口な点数をつけられて予選敗退をしてから、それ以降のNe-Yoは聞いてない」とのこと(笑)

Oguri「今のNe-Yoには気を付けて」

奇妙礼太郎のカバーアルバムは、原曲よりもこちらの方が好きなものも多いとのこと。紹介してくれた『ダンスホール』も、尾崎豊さんの曲としてではなく、まずこちらから入ったそう。

タイヘイ’s セレクト

・Billie Eilish『Happier Than Ever』(紹介曲:『my future』)
・Thelonious Monk『Thelonious Alone In San Francisco』
 (紹介曲:『Everything Happens To Me』)
・Stevie Wonder『For Once In My Life』(紹介曲:『For Once In My Life』)

おお、英語だらけだ。

まずはビリーアイリッシュの『my future』。タイヘイ的「(お酒飲んで)泣きたい時の1曲目」はこれだそう。「最初の深い低音がいい!!!」と。ここでOguriさんとタイヘイさんが眼を閉じて感じ入る。それをただ見つめる観客。男2人が音楽聞いて恍惚の表情を見せる様子を見る日曜の午後。なんだこの時間は?(笑)2番になるとビートが入って雰囲気がまた変わるのだけど、それもハネない感じでずっとあるのが良いとのこと。(あとMVもおすすめと言っていました)

次が、セロニアス・モンクというジャスピアニスト。「60年代、70年代まで入っていない頃」と仰っていましたが、確かにウィキペディアでも70年代には表舞台には立たなくなったようです。

タイヘイ「このアルバムはまずジャケ買いしたいくらいかっこいいよね」(ちょうどこの辺りでスタッフさんから「巻いて」との指示があったのか、駆け足になったのであまり深堀できず)

ラストのスティーヴィー・ワンダーは、タイヘイさんが「一番好きなドラマー」というほど。

良い音楽を聴きながら酒を飲む。そんな2人のチルい時間にお邪魔させてもらったような対談でした!ラストは本日がちょうど誕生日というタイヘイさんの34歳をお祝いして終了!!!

タイヘイ「(オファーが来た時に)誕生日だけど大丈夫です!って返事しちゃったから(お祝い)させてしまうことになっちゃう」とのこと。そんなのもちろんお祝いしますよ!(誰やねん)

shoji×KAZtheFIRE(RHT.)「振付のこだわりやライブ演出のこと」

ラストのトークは、シッキンフェスにも出演してくれたRHT.(RIE HATA TOKYO)より、KAZtheFIRE(以下、KAZ)とshojiさんで振付の話。

KAZtheFIRE(RHT.)の振付

まずは、KAZさんが紹介されると、

KAZ「シッキンさんダンサー全員の憧れ」

とのお言葉!これに気をよくしたshojiさんが舞台の前ギリギリまで出てきてお客さんにドヤる。(このくだり、この後トーク中に多々発生します笑)ちなみにKAZさんとシッキンの出会いは12年前、KAZさんが14歳の頃に一緒に踊ったことがあったとのこと。

若者からのひとヨイショから始まったトークはいたって真面目。振付についてインタビュアーshojiがガンガン聞くし、ガンガン喋る!!!

振付はどう作るか?

まずは、振付の作り方から。

KAZ「作り方は2パターンある。曲の世界観を重視してコンセプト重視で作るか、サビ(バズリ)重視で作っていくか」

それに対しshojiさんはと言うと

shoji「シッキンは俺以外はみんなサビから。俺は2A。理由は一番使われないから。音楽番組だと2番って切られがちだし、MVでも2番はダンスじゃないシーンになりがち」

とのこと。これにはKAZさんもお客さんも目から鱗。確かに言われてみれば。そういう一番使われないパートから作り始めて、固めていくとのこと。

そこから話がアウトロ(曲終わり)の振りの話になると、

KAZ「アウトロって背中向けるとか、前向いてバシッと終わるとかパターンが決まっている」

shoji「だからシッキンで俺が普通のアウトロの振りを作るとOguriとかに『…というのは普通の振りだと思うけど、それを?』って言われる(笑)」

リーダーに容赦ないシッキンメンバー(笑)。でも『MORECHAU』のラストもNOPPOさん振りの終わりは確かに見たことない!普段ただただ「面白いなー」とか「かっこいい!!」っと思ってみてるだけの振付にも、こだわりと生みの苦しみがあるのですね。

初めてのアーティストへの振付は詰め込みがち

「ダンサー(振付師)あるある」として、初めて依頼されたアーティストには「手を抜いたと思われたくなくて振りを詰め込み過ぎちゃう」という話題で盛り上がる。

あと、shojiさんがライブ演出をする時に、振付を若いダンサーに頼むと、頼まれた方はその1曲に集中しちゃうので、詰めこみすぎになるとのこと。

shoji「いやいや、どこで(アーティスト)歌うの?ってなっちゃう。」

当然のように思っていたけど、そりゃそうだよなーと改めて感心。ライブ演出だと疲労度や盛り上がりポイントも含めて計算していかないといけないよね。そしてそれって、シッキンのようにプレイヤーとしてもショーやライブをし続けているからこそ持てる視点でもあるなと思う。

よもつ
よもつ

あと、shojiさんがこういう時に若手のダンサーに発注して、経験値を積ませてあげているんだという、本筋ではないとこにめちゃくちゃ感心した。

影響を受けた振付師は?

shojiさんから、「ダンサーとしてではなく、振付師として影響を受けた人は?」という質問。

KAZ「クリス・ブラウン。シンプルで大振りなのにかっこいい。あとはブルーノ・マーズとか。」

shoji「たしかにアメリカはそういう傾向。日韓は割と振りが細かくて歌詞の意味を取ることが多い。一方でアメリカは大振りで、振りが歌詞に合っているという訳でもない。ただ曲のテイストにはあっているからかっこいい。でも実は日韓の歌詞を取るのも元々はアメリカ由来。」

と、国別の振付の違いを解説。さらに、

shoji「しかも面白いのが、アメリカで日韓の曲を振り付けると歌詞を取るようになる。もしかしたら母国語は歌詞を取らなくても入って来るけど、母国語以外の楽曲は歌詞を手掛かりにするからかな。」

よもつ
よもつ

節子、それは対談ちゃう。講義や。

思わずそんなことを思ってしまう位に濃い内容。

そしてKAZさんに負けず売れっ子振付師のshojiさんですが、振付師としてのオファーが増えたのには三浦大知さんのバックダンサーを務めていた経験が大きいという。

shoji「三浦大知のバックダンサーをしてから振付のオファーが増えた気がする。大知は自分で歌うし踊れるから、一番音楽のことを分かっている分、どう動けば歌いやすか、音楽が自然と入ってくるかが分かっている。そうした人のバックダンサーをしてきたことで、自然と歌いやすいための振りが身についたのかも。」

「KAZはイタコ」「イタコって何ですか?」

振付を作る時はどうするか(とりあえず動くか、じっと考えるか)という話題。

KAZ「音楽かけっぱなしにして、降りてくるのを待つ」

shoji「KAZはイタコなの?」

KAZ&会場「笑」

最近KAZさんが振付したNumber_i の『INZM』や『BON』では、制作時間はNumber_i と話したりお菓子食べながら過ごしていたそう。そして1日でできた。

shoji「KAZはイタコなの?」

KAZ&会場「笑」

この「KAZはイタコなの?」くだりが3ターン位あった後で、KAZさんが衝撃の一言。

KAZ「イタコって何ですか?」

知らないで笑ってたんかーーーい!!!!(笑)とりあえず2回はshojiさんや会場に合わせて笑っててくれてたんだね。KAZさん、めっちゃいい子ーーーー!!

若いモンにそんな気遣いをさせてしまってごめんね(笑)。ちなみにカマボコ板みたいなものをイメージしていた模様。そうか、若い人はイタコ知らんか。まぁそうか。

RHTの楽屋をシーンとさせたシッキンフェス

さて、KAZも所属するRHTは7月のシッキンフェスにも参加。かっこいいパフォーマンスを披露して会場を沸かしに沸かして、彼らのカッコよさを大いに食らったけど、実は裏では彼らが食らっていたらしい。

KAZ「シッキンフェスがヤバくて、(ショーが)終わってあんなに楽屋がシーンとなったことない。いつもRHTの楽屋だとショーが終わったら『ご飯どこ行く?』とかって盛り上がるのに、(シッキンフェスに)食らって、皆シーンとなって、その日は一回帰ろうということになった。そして次の日に集まってミーティングしました。ワンマンどうする?とかって。」

若さゆえのエネルギーと、若さに比例しないスキルフルでバッチバチなパフォーマンスを見せて勢いに乗っているであろう彼らがそこまで言うなんて!!!我らがシッキンさすがだぜ!!(もちろんshojiさんドヤる)

KAZ「表だけでなく関係者だけの裏もめちゃくちゃこだわってて。動線の表示も全て”ももたろう”仕様になってて。もう現場入りした瞬間から食らってました。」

そして、「自分たちがやろうと思っていた形をやられた」とのこと。ちょうどKAZさんも、アーティスト単体になりがちなフェスを1つの物語としてつなげて見せたい、ということを考えていたとのこと。それをシッキンが今回実現させたことを悔しがる。この言葉にはshojiさんが今日1喜ぶ。

shoji「俺、人から言われて一番憂いしい言葉が『やられた~』なのよ(ニコニコ)」

まさかのぶっこみトーク!思わずマネージャーNG

今回配信がないということを改めて確認したところで、shojiさがまさかのぶっこみトークを切り出す。とある質問には思わずマネージャーさんが後ろから大きなバツマークを作る一幕も。(個人的には全然セーフな範囲だと思うのですが)

一応OKが出た話題の1つが、「嫌な映像監督とかいる?」(←聞き方ww)ということなのだけど、shojiさん的には、やはり映像の現場に行った時、振付師の立場が軽んじられている場合があることには憤りを感じるとのこと。

よもつ
よもつ

エピソードを聞く限りひどい話だし、ダンスを舐めてるって、ひいてはアーティストを舐めてることにならいか?と思うのだけど…

そんな燃える男・shojiの話をうまく聞きつつ、質問をかわしつつ、KAZさんが1つ持っているという持論を発表。

KAZ「現場で顎に手を当てて何かを見てるだけの人、大体仕事できない」

これには会場爆笑。MVの現場に立ち会ったこと別にないけど1人ぐらいそういう人いそうなのが容易に想像できる(笑)。

エンディング

そんなこんなで、各パートあっという間の約90分。全然足りない!!!1組当たりの持ち時間1時間にしてそのうち10分は質疑応答も欲しいぞ!!(欲深ですみません)

1対1での対談なので、シッキンメンバーもいつも4人でいる時の立ち回りをしないで良い分、新鮮だったし、いい意味で「お客さんへ向けて」ではなく「自分たちが話したいことを話す」ことで、よりディープなところに迫ることもできたので、できたら第2弾、kazukiさんも参加して、開催してほしいな。

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