シッキンの今年最大のイベント「シッキンフェス2024ももたろう」も終わり、一息ついた8月。シッキンのラジオ番組「ダンサーだってしゃべりたい」(通称「だんしゃべ」、TOKYO FM日曜深夜0:30~)では、久しぶりにシッキン4人が登場し、この怒濤の上半期を振り返る。
8月4日の放送ではフェスについて振り返ったが、11日の回では、先日放送され話題となったTBS系音楽特番『音楽の日』のダンスバトルコラボについて振り返った。
『音楽の日』ダンス企画とシッキン
シッキンと『音楽の日』の関係は昨年の2023年から。昨年は「グループの垣根を超える」をテーマに、ダンスコラボ企画としてシッキンが全体のプロデュースを行った。総勢約90名のアーティストたちが、互いの楽曲や往年のダンスナンバーを、事務所の垣根を超えて披露した。
★そんな昨年の『音楽の日』についてシッキンが語った記事はこちら(手前味噌ですが、取材させていただきました!)
放送直後から大反響で、翌年も絶対見たいという期待が高まっていた。
2024年は「ダンスバトル」
大好評に終わるどころか、音楽界、ダンス界にとっての慶事として大きなインパクトを残した前回。早くから2024年も期待する声が出ていたが、今年もダンス企画が決定し、シッキンがプロデュースの立場で関わることになった。
前回は「事務所の垣根を超える」をテーマに、全員が一体となる多幸感溢れる演出だったが、今年はどうなるのか。昨年のあの興奮を超えられるのかと期待する。
今年のテーマは「ダンスバトル」。「組み技」「椅子」「帽子」「布」「アニソン」…など、様々なお題に対して2チームが対決形式でパフォーマンスを披露する(実際に勝敗はつけない)。楽曲も持ち歌ではないからこそ、各グループの新しい一面だったり、ポテンシャルの高さを見せつける内容になった。
結果的に1時間を超える企画となり、今年も大、大、大反響となったダンスバトル企画について、立役者であるシッキン4人が裏側のエピソードや、パフォーマンスの感想を語った。
『音楽の日2024』裏側エピソード
余談(シッキン&シッターにとっては余談じゃない)のだが、シッキンの最新曲『MORECHAU feat. edhiii boi, Janet真夢叶(ぺろぺろきゃんでー),JIMMY(PSYCHIC FEVER)』が、ただいまSNSで彼ら史上一番バズっているが、そのMORECHAU旋風のきっかけとなったのが『音楽の日』。コラボに参加したグループから選抜した8人が、シッキンの最難関ダンスに挑んだ。
昨年の『Oh!s**t』もそうだけど、シッキンの楽曲を各アーティストのメンバーが踊ってくれたことで、それまでシッキンのパフォーマンスを見たことなかった層にも伝播していくのはファンとしても嬉しい限り。踊ってくれた各メンバーの皆様、この場を借りて御礼申し上げます。おかげでバズっているそうです。
…という報告は以上にして、いよいよ本題。
「終わってから気づいたけど、1時間を超えるなんてほぼ特番。そんなことができるなんて」と語るshoji。4人の中でもshojiが特に「このグループとこのグループがバトルしたら面白いんじゃないか」「テーマはこういうのが良いんじゃないか」とアイデアを出し、構想を練り上げていった。
他の三人はというと、「shoji君がこうしたいんだけどどう?って聞かれたら『良いと思う』って言ってた(笑)」
「ここさぁって言ったら、shoji君がどわーーーーっと語り出すから、『じゃあそれでいいよ…』って。そこまで考えてくれてたら、もうそれでいいってなっちゃう(笑)」(by NOPPO)
「何も反論できない(笑)」(by Oguri)
まさかの3人は『良いと思う』担当www
各アーティストの振付を作る時も、グループのことやファンの反応をめちゃくちゃリサーチするshojiさんだからこそ、エモさ、カッコよさ、各グループの神髄や新しい一面をどう引き出すかをめちゃくちゃ考えて提案したんだろう。もうそれを各バトルについて全部説明してほしい!!
TBSのスタッフさん、どうか来年は副音声でshojiコメンタリー付きでお願いいたします。(パフォーマンス中もshojiさんのフーフー言ってる声が木霊してたから、副音声まで入ったら、もうダンスを見てるのか、shojiの声を聴いてるのか分からなくなりそうだけどwww でも絶対需要はある!)
昨年と違って今回特別なのは、今回のコラボ企画のために各グループ陣が振り付けを作ったこと。自分たちの持ち歌じゃなく、それぞれお題が課されることになった今回。各グループのバトルであり、その裏にいる振付師たちのバトルでもある。旧知の仲のダンサー(振付師)たちも関わっていることも、もう1つのエモいポイント。
エンディングのエンドロールにも各グループの振付をした振付師の名前が出ているので、要チェック。(ということで、この後の4人のベストパフォーマンス紹介では振付師も紹介しています)
「アーティストごとに色がある。ダンスって色々あるんだっていうことをあの1時間で見れた」(by kazuki)
「持ち歌じゃないからこそ、去年よりヒリヒリ感あった。」(by NOPPO)
シッキン4人の個人的ベストパフォーマンス
さて、いよいよ4人の個人的に好きなベストパフォーマンスの発表。
Oguri賞:GENERATIONS(振付:1ch)
Oguriが挙げたのは、GENERATIONS。「昭和の名曲」対決で、楽曲は「Romanticが止まらない」(C-C-B)。
shoji曰く、「リハの時点でもすごかった直前まで汗びっしょりになるほどめちゃくちゃ踊っていた」とのこと。
NOPPO賞:&TEAM(振付:Sho-Co risako)
続いてNOPPOは、「椅子」対決で、藤井風の「きらり」に乗せてベンチを滑り台のように使ったダンスが印象的だった&TEAMを選んだ。
kazuki賞:BE:FIRST(Ryusei harada)/INI(振付:Kyo/Sakurako)
悩んでる2つからどうしても搾り切れないということで、kazukiは2組を選出。BE:FIRSTとINIだ。BE:FIRSTは「映画主題歌」対決で、宇多田ヒカルの『One Last Kiss』(映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』主題歌)を披露。
INIは「組み技」対決で、サザンオールスターズの『勝手にシンドバッド』。ダンスバトル企画のトップバッター。お馴染みの「今何時?」からのサビでは、メンバーが円形になってうつ伏せになり、それぞれの衣装の背中に書かれた数字によって、時計の文字盤を表す演出に盛り上がりを見せた。
「事前にINIチームから『一瞬台使って良いですか?』とか『天カメ(天井からのカメラ)を使っても良いですか?』って連絡が来る度に、どんなパフォーマンスになるんだ?って思ってたけど、こういうことかーー!!と思って興奮した」(by shoji)
shoji賞:AKB48グループ(振付:Ruu)・坂道グループ(振付:TAKAHIRO)
それぞれのグループの振付も担当することの多いshojiは、48グループによる対決を選ぶ。「どちらも世界観を表現してもらいたい」という思いから、「布対決」というテーマだけでなく、楽曲の提案もshojiがして、布を使ったパフォーマンスの参考動画も送ったという。
日頃からグループでの活動を知っているからこその感慨深い思いが込み上げていたようだ。
4人のポイントを踏まえて改めて見ると、それぞれのグループのパフォーマンスに新たな発見がある。どんどんグレードアップする『音楽の日』のダンス企画。来年の企画も今から待ち遠しい。
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