【ゴールデンカムイ聖地巡礼①】網走~札幌~函館を駆け抜けた8日間‼どこにいける?費用は?

エンタメ

昨年9月の無料公開でどっぷりハマった『ゴールデンカムイ』(野田サトル作、以下『金カム』)。北海道を舞台にした金塊争奪バトル、作中では北海道の各地が舞台となり、実際に残る建物も多く登場します。

先日、漫画のアイヌ語監修を務めた中川裕先生のトークイベントに行ってアイヌ文化の奥深さを知ったという事もあり、「物語が大団円を迎えた今、北海道に行かなくてどうする!?」と思い立ち、有休&夏休みを最大限活用して8日間の聖地巡礼ツアーを断行しました!!

そこで今回は数回に分けて、人生で初めての聖地巡礼に挑んだ8日間をレポートします!

ちなみに私の『金カム』歴はと言うと…

・2021年9月の無料公開で一気読みしてハマる。
・単行本は全部揃える&無料公開後は本誌も購入。
・グッズは香水(尾形)とハーブティー(尾形・土方)を購入。香水はわざわざ入荷日に電話して確認する始末。
・「ゴールデンカムイ展」@東京はもちろん尾形の金曜日に!

ちなみに私はペーパードライバーなので、旅行の全工程で公共交通機関を利用。(サッポロビール博物館からファクトリーへはs**t kingz推し活仲間さんに車に乗せていただきました!)

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ゴールデンカムイ聖地巡礼8日間!全体の日程

この記事では、第1弾として今回の旅行の全行程とかかった費用の総額を紹介します。北海道在住の方でも若干引き気味の「北海道横断ツアー」の全貌は下記の通り。

8/26(金)12:55成田空港発(peach)⇒15:00女満別空港着⇒網走駅ホテル着
8/27(土)網走監獄 ⇒北網圏北見文化センター ※金カムとは関係ない別件で立ち寄り
夜行バスで車中泊~
8/28(日) 札幌着白老町:ウポポイ 金カムとは直接関係はないけどアイヌ文化について
8/29(月)小樽鰊御殿、旧青山家別邸、小樽市総合博物館〔本館・運河館〕大正浪漫館、小樽浪漫館、花園だんご
8/30(火)札幌:北海道開拓の村
8/31(水) 
札幌:札幌時計台、日本基督教会、北海道大学植物園、サッポロビール博物館、サッポロビールファクトリー
~夜行バスで車中泊~
9/1(木) 函館:大沼公園、五稜郭、土方歳三最期の地
9/2(金) 土方・啄木浪漫館、北方民族博物館旧ロシア領事館、土方供養碑(称名寺)
16:45函館空港発⇒18:10羽田空港着

※以下、漫画のネタバレがありますのでご注意ください。

物語の時系列に合わせるなら、小樽発⇒網走⇒札幌⇒函館が理想的ですが、さすがに北海道を東西に往復するのは大変なので、「物語はウイルクが網走の囚人に入墨を彫って脱走させたことから始まった」ということで網走から出発し、西に移動して札幌・小樽⇒函館ルートにしました。

よもつ
よもつ

第七師団(特に尾形)推しとしては旭川の北鎮博物館も行きたかったのだけど、今回は断念。いずれ旭川にも行きたい!!!

個人的なこだわりとしては、ルートを札幌⇒函館にして、その移動も夜行バスにしたこと。宿泊費を浮かすという現実的な問題もありますが、作中でも札幌でのビール工場での激戦から列車で一晩かけて最後の決戦地・五稜郭に向かいます。

乗り物は違えど、せっかくなら私も夜を徹して函館に着いて五稜郭に向かおうではないか!どうせなら五稜郭に向かって元気よく「おはようございます!」って言いたいじゃないですか(この時のテンションは単行本よりも本紙の笑顔の鶴見中尉モード)!!

そして五稜郭、土方歳三終焉の地を見て、私の『ゴールデンカムイ聖地巡礼旅』も大団円を迎えるというわけです。

よもつ
よもつ

後半の「札幌編」でも紹介する「チセのある個室居酒屋」のスタッフさんによると、私のルートとは逆で、函館⇒札幌⇒網走と行く人が多いとのこと。漫画の前半をイメージするなら確かに東に向かうルートも確かにあり。

聖地巡礼にかかった費用は?カテゴリー別・エリア別でまとめ

さて、そんな8日間の旅行ですが、まずはどのくらいの費用がかかったかをまとめて紹介します。聖地巡礼の行程を組む参考にするもよし、「無駄にお金をかけてバカだなぁ」と思うもよし。無料公開でまんまとハマった女の末路をとくとご覧あれ!

※料金は2022年8月下旬~9月時点。最新の情報については各サイトでご確認ください。

カテゴリー別の費用内訳

まずはカテゴリー別の費用一覧です。
・施設の入館料は大人(一般)一人分。
・各都市のバス・電車代など数百円程度の交通費はホテルの場所にも寄るので含まず。

往復の飛行機代:¥32,690
行き《Peach》¥6,730+取扱料金¥3,740+手荷物預け料¥3,050
帰り《AIRDO》¥15,870+取扱料金¥3,300

ホテル代:¥35,690
網走(1泊)ホテルサンアバシリ ¥5,790 
札幌(3泊)R&Bホテル札幌北3西2 ¥17,900
函館(1泊)海と灯 ヒューイットリゾート ¥12,000
※最終日の函館はリッチなホテルにしようと頑張ったのでこの費用。

各都市の移動費:¥17,750
網走ー北見(JR電車)¥1,290
北見ー札幌(夜行バス)¥4,970
札幌ー白老(電車・往復)¥4,200
※普通列車で約2時間。特急なら約1時間(片道約\3,000)も可能
札幌ー小樽(電車・往復)¥1,440
札幌ー函館(夜行バス)¥4,350
函館ー大沼公園(JR・普通列車)¥640
大沼公園ー五稜郭(JR・特急北斗自由席)¥860(運賃:¥540、自由席¥320)
※特急北斗は指定席なら¥1,390(運賃: 540円  料金:  850円)

施設入館料等:¥10,320
網走監獄 ¥1,500
ウポポイ 入館料¥1,200+体験イベント¥1,000×2
小樽総合博物館(本館・運河館共通) ¥500
鰊御殿 ¥300
鰊御殿小樽貴賓館(旧青山別邸)¥1,100
北海道開拓の村 ¥800
北海道大学植物園 ¥420
サッポロビール博物館 無料
※有料見学コースなら大人 500円、中学生~20歳未満 300円、小学生以下 無料
サッポロビールファクトリー 無料
五稜郭(五稜郭タワー展望台¥900、函館奉行所¥500)
※五稜郭内を散策するだけなら無料
土方・啄木浪漫館 ¥800
函館市北方民族資料館 ¥300

ご飯:¥8,760
※『金カム』、アイヌに関連する食事のみ計上
監獄定食@網走監獄¥900
鰊そば@旧青山家別邸¥1,100
シマエナガお菓子&抹茶セット¥990
花園だんごドリンクセット¥550
チセのある個室居酒屋 海空のハル¥4,440
※アイヌ創作料理プレート¥3,500+ドリンク1杯+お通し¥500
大沼公園駅だんご@沼の家¥780
※「しょうゆ・あん」「しょうゆ・胡麻」(小折:各¥390)

お土産:¥3,833
網走豆せんべい(白石由竹)¥756
巾着付バター飴/きび団子 ¥1,100(各¥550)
サッポロビールゴールデンカムイ缶¥2,225
※500ml(1ケース)、350ml(1本)
月寒あんぱん×2 ¥302

総合計:¥109,593

これに加えてその他の食事代、お土産代、こまごまとした交通費などを含めると、怖くて計算できないけど、ざっと13万くらいにはなっているんじゃないだろうか。

改めて金額にすると「ひぇぇぇええ!!!金塊欲しい……」

よもつ
よもつ

本当はお昼に女満別空港について、そのまま網走監獄を見学して夕方に北見or札幌に移動できればよかったのだけど、朝一の飛行機代が高くて前泊する方が多少安い状況だったので前泊で。
シーズンや予算によっては前泊する必要はないかも。

エリア別の費用

先ほどの費用(ホテル代、施設の入館料、漫画にちなんだご飯・お土産)と、主要駅からの交通費の値段をエリア別にまとめるとこんな感じ。

※こちらは各都市間の移動(網走―北見、北見―札幌、札幌-函館間)は入れていません。

網走(1泊2日)¥10,526

網走監獄 ¥1,500
監獄定食@網走監獄¥900
網走豆せんべい(白石由竹)¥756
巾着付バター飴/きび団子 ¥1,100(各¥550)
バス代(網走駅ー網走監獄前・往復)¥480
ホテル代¥5,790 

小樽5,360

小樽総合博物館(本館・運河館共通) ¥500
鰊御殿 ¥300
鰊御殿小樽貴賓館(旧青山別邸)¥1,100
鰊そば@旧青山家別邸¥1,100
シマエナガお菓子&抹茶セット¥990
花園だんごドリンクセット¥550
JR札幌ー小樽駅(往復)¥1,440
バス代(小樽駅ー祝津)¥240
バス代(祝津ー博物館前)¥240

札幌(3泊4日)¥25,650

北海道開拓の村 ¥800
JR札幌ー森林公園駅(往復)¥680
バス(森林公園駅ー開拓の村前)(往復)¥420
「開拓の村」食堂¥990
北海道大学植物園 ¥420
サッポロビール博物館 無料 
サッポロビールファクトリー 無料
チセのある個室居酒屋 海空のハル¥4,440
ホテル代(3泊分)¥17,900

函館(1泊2日)¥17,780

五稜郭(五稜郭タワー展望台¥900、函館奉行所¥500)
土方・啄木浪漫館 ¥800
函館市北方民族資料館 ¥300
大沼公園駅だんご@沼の家¥780
JR(函館ー大沼公園)¥640
JR特急北斗(大沼公園ー五稜郭)¥860
バス(五稜郭前ー函館駅)¥270
市電(函館駅前ー川の湯温泉前)¥250
バス(函館市内)¥240×2
ホテル代¥12,000

いやー、使った!!(笑)こうやってまとめ直すと我ながら豪遊しているな。あまりお酒は飲まない方なので、夜に飲みに行くとかしなかったから良かった。お酒強くないことが私を破産から救ってくれた(笑)

北海道・聖地巡礼に行く前の準備の注意点

①現金を多めに用意すること

小さな駅やバスなどで交通系ICカードが使えない場合も多く、施設の入館料も「現金のみ」というケースが多いです。日頃キャッシュレス決済が主流の人は、あらかじめ現金を多めに用意しておきましょう。

よもつ
よもつ

札幌駅ではICカードが使えても目的地の駅が対応していない場合があるので、駅員さんに確認するのが良いです。

②館内の撮影OKかどうか観たい場所はちゃんとやっているか(工事などしていないか)確認

概ね館内撮影OKですが、NGの施設ではメモ帳などを用意しておくといいでしょう。私はスーツケースには入れて行ったのに、現地でリュックに入れるのをすっかり忘れて、いつも後から「あぁメモしたかった。スケッチしたかった」と後悔しました。ちなみに館内撮影NGの施設は下記の通り。

【館内の撮影NGの施設】
〔小樽〕鰊御殿小樽貴賓館(旧青山別邸)
〔函館〕土方・啄木浪漫館 

「開拓の村」では一部の建物が工事で全体に足場が組まれて見えない事があったので、お目当ての場所が見れるのかどうか要チェックです。

③公共交通機関を利用する場合、分からなければ聞く!!

久しぶりに見知らぬ場所に旅行に行きましたが、地方あるあるの「電車(バス)1本逃した時の命取り」な感じ!!グーグルマップで出て来る経路が若干違っていたり、期間限定の運行の場合もあったりするので、ちょっとでも「??」と思ったら駅員や運転手に聞くのが一番!というのを痛感しました。

旅の全貌についてはこんな感じ。では、そんなお金も時間もそれなりにかけた北海道横断『ゴールデンカムイ聖地巡礼の旅』。次回より各エリアごとに詳しくレポートしていきます!

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