毎週、ウィークリーDJが1つのテーマに沿ってマイフェイバリットアルバムを紹介するラジオ番組。2024年11月11~15日は、東京スカパラダイスオーケストラでバリトンサックスを務める谷中敦さんが登場。
テーマは「谷中敦が選んだ華麗なるインストの世界」。
オリジナル・サウンドトラック『華麗なる賭け』(11/12放送)
今回は11月12日放送のアルバムをまとめます。この日のマイ・フェイバリット・アルバムは、1968年に公開された映画『華麗なる賭け』のオリジナル・サウンドトラック。
『華麗なる賭け』はスティーブ・マックイーン主演によるアメリカの強盗サスペンス映画。作曲は、映画音楽で有名なミシェル・ルグランが担当し、全てのスコアをミシェル・ルグランが書いているとのこと。
〈紹介曲〉 ※順番は紹介順
・ノエル・ハリソン「風のささやき(Windmills of Your Mind)」
・「トーマス・クラウン氏の城」
・「現ナマを運べ!」
・「華麗なる賭け」
・「プレイング・ザ・フィールド」
・「モーメンツ・オブ・ラヴ」
・「ボストン・ラングラー」
・「疑惑のトーマス氏」
・「クラウン式盗り方」
もともと谷中さんは映画好きで、映画を見ていなくても、その音楽だけを聴いて映画を想像したりしていたそう。3つ上のお兄さんの影響で映画音楽を聴くようになったとのことです。
たとえば、『いつか見た青い空』のサントラ(作曲:ジェリー・ゴールド・スミス)のを聞いた時に衝撃を受けたり、アラン・ドロン出演の『冒険者たち』のサントラも青春を感じて好きとのこと。『シシリアン』などの作曲を手掛けたエンニオ・モリコーネなど…紹介されていました。
だいぶ好きなようで話が『華麗なる賭け』から離れていきそうになりつつ(笑)、今回紹介する『華麗なる賭け』の紹介曲についてのコメントはこちら。
・「風のささやき」はこの曲も有名になり様々なカバーが出ている
・めくるめくようなサウンド。音楽だけで映画が見えるよう。それでいてジャズのワクワク感もある。
・ミシェル・ルグラン本人が楽しんで作っている感じがする。明るい天才!
・「プレイング・ザ・フィールド」はキレがあっていい!
・「モーメンツ・オブ・ラヴ」は変わっていて、色んな展開があり、色んな楽器を使って場面の展開を表現。
・「ボストン・ラングラー」の終わり方が良い!
・「疑惑のトーマス氏」は、ムーディーでリードを取る楽器が変わっていくのが映画音楽っぽい
・「クラウン式盗り方」は頭のピアノが、感極まった感じ(走馬灯が駆け巡る感じ)が良い!
「サントラが目立っちゃうくらい素敵!サントラ初心者にもおすすめ」とのことなので、ぜひこの機会にサントラの世界に足を踏み入れてみてください!
その他のフェイバリット・ソング:大人になってから好きになった曲
今回は大人になってから好きになった1曲。ということで谷中さんの選曲は、The Doors の「Alabama Song」。
高校時代もThe Doorsは好きで聞いていたけど、大人になってからじわじわと好きになったそうです。歌詞も飲み屋をうろつくような内容で、それをやさぐれた感じで歌うのが大人だな~と感じるとのこと。
次回(11月13日放送)のまとめはこちら。
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