【ダンサーだってしゃべりたい】『No End』徹底解剖まとめ

舞台・映画

2023年7月7日。とうとうこの日が来てしまった。

s**t kingz と三浦大知のコラボ楽曲、発表!!!!

シッキンにとって最も近くて特別なアーティスト、三浦大知。15周年を迎える記念すべき年にとうとう実現したこのコラボにシッキンファンも大知ファンも大いに沸いたことでしょう。今回は、その記念すべき楽曲『No End』の徹底解剖をまとめます。

No End feat.三浦大知 / s**t kingz

人間界のチョモランマ、宇宙界のペテルギウス(by shoji)こと三浦大知さんが、満を持して「だんしゃべ」に登場!!シッキンからはshoji、kazuki、NOPPOの3人、そして大知さんの4人で今回のコラボについて熱く語ります。(Oguriさんがいないのがもったいない…)

ということで、まずはこれを見ましょう!話はそこからだ。

シッキンと三浦大知の軌跡

「最近シッキンのファンになった人は大知とのつながりって知らないかも?」というshojiさんのナイス機転で、楽曲の話になる前に、まずは5人のこれまでの付き合いを振り返ります。

最初の出会いは大知とNOPPO。2018年の「Inside Your Head」のMVに出演がきっかけ。それ以前から大知さんもクラブにダンスを見に来ていて、その頃に「シットキングスっていうすごい奴いるぞ」という話を聞いていて、チェックしていたとのこと。当時はシッキンのことは認識していたけど、しっかり話したりはしていなかったそう。

kazukiさんとの接点は「A-nation」のフェスで一緒に回ったのが、一番古い記憶とのこと。ちなみにこの時shojiさんはサラリーマンでがっつりPCの前で働いてた時代。

そして、シッキン4人が三浦大知の後ろで踊ったのがブエノスのショー(「あっ、shojiくんが間違えたやつね!」by kazuki)。止まらないといけないところでチョコチョコチョコっと歩いたらしい(笑)。

「あれが、カニ歩きなんだ!!」(by 大知)

そして、しっかりとシッキンと三浦大知が対等な関係で仕事をしたのが、2020年に発表した「I’m here」。大知さんが「シッキン方式(1曲の振りをじゃんけんでパート分けして制作するシッキンの制作ルール)に交ざるのが夢だった」とのこと。

シッキンに入りたいは、全ダンサーの憧れなのよ!(by 大知)

「No End」の制作秘話&楽曲に込めた思い

さて、ここからいよいよ『No End』の制作裏話と楽曲への思いを4人で語ります(あれ?NOPPOさんいた?笑)。

「俺、いつ(コラボに)呼ばれるの?」(by 大知)

実は三浦大知さんがシッキンのために歌ったのはこれが初めてではなく、舞台でカバー曲を歌ってもらったことはあったけど、シッキンのプロジェクトに三浦大知がしっかり関わるのは今回が初めてで、ようやく実現した。

シッキンにとっても「三浦大知は特別」だからこそ、コラボの企画の度に「三浦大知」の名前が挙がりつつも「まだ、ここじゃない」ということで、ずっとその機会を温存してきたとのこと。一方で大知さんも、シッキンがコラボの楽曲をリリースをする度に「いつ呼ばれるの?」と思っていたそう。

なんだ、この「両想いなこと薄々気づいているのに、どっちも言い出せず付き合っていないカップル」感(笑)。

実は昨年の『HELLO ROOMIES』でも名前は挙がっていたのだが、結局「せっかく大知とやるなら、(舞台の)ストーリーのためにとかじゃなく、楽曲にダイレクトにぶつかれる時に」ということで、このタイミングになったそう。

よもつ
よもつ

まさか「ハロルミ」の時にも名前が挙がっていたとは驚き!!

誰にも言われてないけど、作らずにはいられない。踊らずにはいられない。

『No End』のテーマは「誰にも言われていないのに、作ろうとする」という一種の病気というか、表現者としての欲求や性(さが)で、ダンサーとしてその表現の可能性を信じて、前例のないことを実現し続けてきて、これからもし続ける、シッキンの”思い”や”決意”、もっと言えば”覚悟”が剝き出しになった楽曲だ。

・「エモい曲」か「激しい系」のどちらかで、オシャレ系とかのテイストではないとは思っていた(by大知)
・直前までは「エモい曲」路線だったが、どこかのタイミングで「もっと攻めたい、バチバチいきたい」となって、この路線になった。
・結局「激しい系」になったけど、全員で作って、熱い方向へ振り切った結果、感動的な(エモい)ものになった(by大知)
・(シッキンに)音楽的な知識がないことも了解している大知だからこそ気兼ねなく意見が言えるし、大知もダンスができるから自分たちの求めていることを理解してくれてる。
シッキン4人に最終的なダンスの”絵”が見えているからこそ、音楽に対しての意見も的確だった(by大知)
・UTAさんがシッキンの感覚的な意見を瞬時に汲み取って音にしてくれる。
UTAさんが良い意味でこだわりがなく希望通りに仕上げてくれるけど、それが結果UTAさんにしかできない音楽になっている

長年共にダンスで表現し続けてきた三浦大知とシットキングスだからこそ、阿吽の呼吸で楽曲の制作が進んでいったようだ。

ちなみに翌週の放送では、歌詞に関しての話も。他のアーティストとのコラボでは、アーティストの方が出してきた歌詞に対して、シッキンからさらなるオーダーや修正など多少のやり取りをすることがあるが、今回は大知さんからの歌詞に対して「1つも直すところなんかない」ほど、シッキンの思いを言葉にしてくれたと感じたという。

コラボについてのリリースが出た時のshojiさんのコメントにもあったように、「シッキンよりもシッキンを理解してくれる」盟友・三浦大知さんの歌に乗せて、前例のない未踏の地に向かうシッキンの欲望と覚悟がむき出しになった『No End』。その溢れ出る感情と最高のパフォーマンスに心震わせる。

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