2023年のゴールデンウイークに高野山・南紀白浜旅をしてきました。予報ではずっと雨でしたが、最終日の白浜だけは雨が通り過ぎて快晴!!!
南紀白浜の絶景を満喫
今回は白浜でガイドをしていらっしゃる築山さんに、南紀白浜の名所を案内していただきました。このガイドが素晴らしくって、単に絶景に感嘆するだけじゃなく、白浜の地形の成り立ち、ひいては歴史を体感できるツアーでした。
三段壁
まずは名所スポット1つめ「三段壁」。西にせり出した崖がつづく。
洞窟に入ると、さらに不思議な光景が。天井の岩にみえるウネウネした模様は「漣痕(れんこん)」と呼ばれるもので、砂の流れの跡。”蓮根”のほかに「れんこん」という名前のものが存在していたのか…
流れてしまうものの象徴のような「波(=砂)」の跡がこうして残るなんて…。
自然の力と悠久の時間の重みを実感します。
千畳敷
続いては、畳が千畳も敷くことができるほどの広さという意味で名付けられた千畳敷。こちらも三段壁とは打って変わって
海の青、しぶきの白色のコントラストが美しい。さながら東山魁夷の絵のよう。ちょうど4月に歌舞伎座で新しくなった緞帳で東山魁夷の《潮(うしお)》を見ていたので、感動もひとしお。
写真だけ見たら「アメリカのグランドキャニオンか!?」っていう位、見慣れない地形に興奮しっぱなし!!
円月島
中央にぽっかりと穴が開いた不思議な形の島、通称「円月島」は白浜のシンボル。
白浜のシンボルとして親しまれている円月島。
南紀白浜観光協会HPより一部抜粋
正式には「高嶋」といい、臨海に浮かぶ南北約130m、東西約35m、高さ約25mの小島ですが、島の中央に円月形の穴がぽっかり開いていることから「円月島」と呼ばれ親しまれています。
ちなみに、版画家・前田藤四郎が表した円月島の作品が、ノーベル賞を受賞したカズオ・イシグロの『日の名残り』英語版(初版)の表紙に用いられたとのこと。こちらのブログでは、その初版本の画像が掲載されています。
今回はちょうどお昼時が干潮にあたり、円月島の裏側に当たる干潟を歩くことができたので、円月島のお尻をみながら、和歌山の海を歩きました。近くには京都大学の研究所があるため、調査中と思しきダイバーの姿も。
白良浜
南紀白浜といえば「青い海と白い砂」。ここを歩かずしてどこへ行く。長石という白い石のみの砂浜はサラサラしていて気持ちいい。
【ランチ】竹寶でいっぷく
ランチは和歌山の山・海の幸が楽しめる「竹寶」で。こちらのお店は2021年10月22日発売の『ミシュランガイド京都・大阪+和歌山2022』に掲載されたお店でもあります。
店主の竹中さんは長年星野リゾート系のホテルで料理長を務めたとか。
料理屋、ホテルなどで経験を積んだのち、長野県大町温泉「仁科の宿 松延(現・星野リゾート界アルプス)」で長年にわたり料理長を務め、長野県「星のや軽井沢」で勤務。2012年帰郷、竹寳をオープン。
竹寶HPより
ランチは「松花堂(1,100円)」「特別御膳(1,760円)」「三二会席(3,300円)」の3種。せっかくなので特別御膳をいただきましたが、「もうこれ普通に会席では?」という位に豪華!!!
どれも繊細な味で美味しかったです!5月初旬ということで、「こどもの日」にちなんだ餅巾着も。
お店のHPはこちら
【ホテル】オーベルジュ サウステラス
宿泊したホテルは「オーベルジュ サウステラス」。こちらは夕食・朝食付きのプランだったのですが、このご飯が最高に贅沢!!!
夜はフレンチ、朝は和食でしたが、どちらも豪華!!
お部屋も広くて、冷蔵庫内のドリンク(水・お茶・ジュース・アルコール)も無料で、ウェルカムコーヒーやらデザートもあって、至れり尽くせり!!こんなにおいしいご飯を食べて、温泉入って、真っ青な海を眺めることができる…最っっっ高!!!!
オーベルジュ サウステラス
ホテル公式HPはこちら
ガイドは旅の最終日の1日のみだったので、ハイライト的に名所を巡るコースでしたが、それでも街の歴史や地形の成り立ちなどを丁寧に説明してくださったので大満足。自分たちで歩くよりもはるかに楽しいので、ぜひ白浜を旅する際はガイドをお願いするのをお勧めします!
でもまだまだ見所はあるそうなので、もう一度行きたい場所になりました!
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