毎週、ウィークリーDJが1つのテーマに沿ってマイフェイバリットアルバムを紹介するラジオ番組。2024年11月11~15日は、東京スカパラダイスオーケストラでバリトンサックスを務める谷中敦さんが登場。
テーマは「谷中敦が選んだ華麗なるインストの世界」。
フランク・ザッパ『ストリクトリー・ジェンティール』(11/14放送)
4日目となる11月14日放送では、フランク・ザッパ(Frank Zappa)の「ストリクトリー・ジェンティール(Strictly Genteel)」をセレクト。1997年リリースの作品。
谷中さんもフランク・ザッパの現代音楽的なアプローチと、手ジャズロック的なインストが大好きだそうで、本作はセレクト・アルバムのような形だが、谷中さんの好きな感じの曲も多い一枚。
〈紹介曲〉
・「アンクル・ミート」
・「レジプシャン・ストラット」
・「リトル・アンブレラ(Little Umbrellas)」
・「ラン・ホーム・スロー・テーマ(Run Home Slow Theme)」
・「デュプリーの天国」
・「アイベー海」
・「G・スポット・トルネイド」
・「ストリクトリー・ジェンティール」
谷中さんも実は1999年にフランク・ザッパの曲をセレクトしたアルバム『』をリリース。曲と曲がつながっている、組曲のような構成が多いため、セレクトして演奏するのが難しかったそう。
・色んな音楽の要素が混ぜて自分の音楽にしている。
・「アンクル・ミート」は他にない音楽性。「アンクル・ミート」というタイトルのアルバムも個性的。
「デュプリーの天国」は実験的ながらクラシックの作品のような趣。
「G・スポット・トルネイド」は実験的な曲。シンクラヴィアという電子楽器を使って打ち込みで音楽を作ったという作品。晩年にフランク・ザッパがアンサンブル・モデルというチームで、クラシックの手練れを集めて生楽器で再現する試みもして、そちらも絶品。
・「ストリクトリー・ジェンティール」は、ロンドン・シンフォニーオーケストラが演奏したバージョン。
その他のフェイバリット・ソング:タイトルが好きな1曲
紹介するアルバムとは別に、好きな1曲を紹介するコーナー。今回は「タイトルが好きな曲」というお題に対し、谷中さんはThe Policeの「Can’t Stand Losing You」をセレクト。「君を失うのに耐えられない」ダイレクトなタイトルなのに、スティングが歌うと切ないのに力強く感じて心つかまれる曲。
最終かいとなる11月15日のまとめはこちら。
コメント