毎週、ウィークリーDJが1つのテーマに沿ってマイフェイバリットアルバムを紹介するラジオ番組。2024年11月11~15日は、東京スカパラダイスオーケストラでバリトンサックスを務める谷中敦さんが登場。
テーマは「谷中敦が選んだ華麗なるインストの世界」。
スタン・ゲッツ、ケニー・バロン『ピープル・タイム』(11/15放送)
最終回となる11月15日には、スタン・ゲッツ、ケニー・バロン『ピープル・タイム』を紹介。ピアノとサックスのみのシンプルな構成。1991年3月3~6日の4日間にわたりコペンハーゲンのライブハウス「カフェ・モンマルトル」で行われたジャズライブの演奏を収録したアルバム。
その年の6月にスタン・ゲッツはなくなってしまいます。亡くなる直前の晩年のスタン・ゲッツの音楽を聴くことができる一枚。
〈紹介曲〉 ※順番は番組内での紹介順
・「アイ・リメンバー・クリフォード(I Remember Clifford)」
・「First Song(First Song)」
・「ピープル・タイム」
谷中さんのバンド、東京スカパラダイスオーケストラも今年で35周年を迎えます。これまでに31か国、国内でも様々な場所で、ライブやフェスで演奏し続けてきた谷中さん。ラジオでは、ライブの現場、お客さんの盛り上がりのありがたさをしみじみと語ってくれていました。
そんなアルバムに対して、谷中さんのコメントはこちら。
・「アイ・リメンバー・クリフォード」はもうため息しかでない。スタン・ゲッツの音色はリリカル(誌的)だけど、ダイナミクスもある。
・(アルバム全体について)ピアノとサックスのデュオとしては最高峰の出来。
・「First Song」は人生の1曲と言ってもいい。聞いてると時間を忘れてしまう位美しい曲。スタン・ゲッツのサックスは、まるで鼻歌を歌っているかのような自由さ。
・「ピープル・タイム」…スタン・ゲッツのキャリアの後期はよくケニー・バロンと組むことが多く、2人の息の合い具合が素晴らしい。
最終回ともあって、語り尽くせず名残惜しそうな谷中さん。ぜひ1枚通して聴いてみてください。
その他のフェイバリット・ソング:ライブで聞きたい曲
谷中さんのライブで聞きたい曲は、またまたスタン・ゲッツの作品。スタン・ゲッツがピアニストのジミー・ロウルズと一緒に演奏した「The Peacocks」。
そして、そんな谷中さんが所属する東京スカパラダイスオーケストラが35周年を記念するフルアルバム『35』も多彩な楽曲が詰め込まれた1枚です。こちらも要チェック!!!
全5回の「マイ・フェイバリット・アルバム」まとめでした。
第1回はこちら。
第2回はこちら。
第3回はこちら。
第4回はこちら。
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